先日、全国クレジット・サラ金問題対策協議会の批判をしましたが

先日、全国クレジット・サラ金問題対策協議会の批判めいたお話をしましたが、クレサラ対協は、全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会(被連協)と共に長年一貫してクレサラ被害の予防と救済運動を弁護士・司法書士・学者・労働組合・消費者団体等の協力を得ながら活動をしてきた実績あります。非常にたくさんの被害者が救われたことでしょう。

当然現在も活動を継続して行なっていますし、クレサラ被害に貢献していることは確かです。
しかし、長年活動して、市民活動として認識されある意味権力的なものも持ち始めたわけで、その中にはクレサラ救済とはかけ離れた言動や行為をされている方が目立ちます。
被害者利益より"会益"や関係者利益、幹部の名誉が優先になってしまっているのでしょう。私は、それを「老害」と読んでいます。気付いているものもたくさんいるでしょうけれども言うにいえないのでしょう。

早く世代交代すればいい団体になるのにもったいない・・・・・。

サラ金はそもそも成り立たないビジネスモデルだった。

消費者金融(所謂、サラ金)は、単独では成り立たず、銀行の資本であったり、外資であったり、中小零細がどんどん合併して訳の分からない状態になっています。
アイフルADRを行い、武富士か会社更生手続きとサラ金の倒産が目立ってきています。他のサラ金も何時つぶれてもおかしくない状況で。零細企業は既に廃業しているところもたくさんあります。
そもそも、グレーゾーン金利と云う違法利息や過剰融資など、到底利用者が将来的に通常生活をしながら支払うことが困難になるほどしつけを行い、高利で利息を取ってきました。
とうてい、消費者と業者が共存できる関係ではなく、一方的に消費者が支払えなくなるのは時間の問題と云うような設定であった。
そのしっぺ返しとして、過払い金請求と云うこわーい判決が下り、業者も弱体化して言っている。
もっと消費者のニーズにあったサービスを正常な金融を育てるつもりでやっていかないとこの業界は立ち直れないのではないでしょうか。

全国クレジット・サラ金問題対策協議会は・・・・

全国クレジット・サラ金問題対策協議会主催で今年も実務研究会を行なうようです。
毎年かなりの人数の弁護士、司法書士が集まるようです。
私は専門家ではないので、変なつながりやシガラミがないのでお話しますが・・・・

毎回ほとんど同じ話です。
題材を決めたパネルディスカッション形式のようですが、それぞれが好きなことを勝手に話しているだけです。「レジュメ」もそれぞれが作成して相互にはほとんどつながりがありません。
それならば、一人ずつ話したほうがまとまりがあっていいのですが、数人では一緒に行なう必要がないように思います。
田原総一郎の朝までテレビみたいに相互が激論なんてことは絶対にありません。
いいところ、褒め合いと称え合いぐらいはあります。
間違っていても相互に批判はしません。

特に○原弁護士はいつも同じ話です、そして裁判は負け続けていますといわれるのですが、どういう意味なのでしょうか?
同じ事をしていたら負けるのは当然なような気がします。
新しいことを考え挑戦するなら負けても仕方がないのですが、同じ事を言って正当化していても負けてしまって困るのは、権威云々に関係のない、自分ごとの被害者そのものなのではないでしょうか?
私にはさっぱり分かりません。

毎年、これらの記録資料を「多重債務救済の最先端」として書籍化することは如何なものでしょうか?もちろん私はこれらの書籍はいつも買って読んでいますが、やはり分かりません。

こんなことを書くと非難を受けそうです。そして「何にも出来ないやつは、黙っておけ」といわれるのでしょう。何度も言われています。
というか私は弁護士ではないので何にも出来ない。
言論の自由で書かざるを得ない!

借金返済に困ったらまずは相談してみましょう。

借金返済に行き詰ったら、くよくよ悩まずにまずは専門家に相談しましょう。
弁護士会の無料相談
司法書士会の無料相談
法テラス 法務省の相談機関
クレサラ被害者の会

民商の道場やクレサラ被害者の会では、「特定調停」の指導も行なっているようです。
司法書士が中心になって自ら相談を行なっているところが多いです。
クレジットサラ金被害者連絡協議会
法テラスでは手続き費用の立替を行なう法律扶助の手続きをしてくれます。
手続き費用のない方は利用価値が高いと思われます。
ただし、収入の制限規定があります。
一人で悩んでいてもなにも解決する道が見つからず、悪いほう悪いほうへと進みがちです。
借金は出来るだけ早い手当てをするべきだと思います。
適切な相談機関に行ってください。テレビCMしているようなところは危険です。

借金返済の順番は?

昨日は望ましい借入の順序について言及しましたが、本日は借金の返済の望ましい順序についてお話します。
まずは親・親族・友人知人から返済しなくてはいけない。
これらは絶対に踏み倒してはいけない存在である。
ある意味業者は踏み倒していいとは言わないが、商売で貸しているだけです。単なる商取引として貸してもらっているだけです。支払えないことも考慮に入れて高利を支払っています。
それに比べ、親・親族・友人知人は、商取引ではない。利息すらついていないし、友人においては単に親切で貸してくれているだけです。やはり裏切ることは出来ません。

利息の高いものから支払おうなんて、高尚な考え方は捨てて、少しでも返せるなら、親・親族・友人知人から返すべきです。

債権者平等なんて関係ありません。
いつ破綻するか分からない状況なら、業者は踏み倒してもいいぐらいに考えましょう。

望ましい借入の順序

借金には、望ましい借入の順序があります。
借入をするコツは、金利が0で最も安心できる相手と云うことになる。
それは親、兄弟、親族等の身内です。借金をすることが恥ずかしくて離せないという人もいますが、それなら最初から借りないことです。まずは、一番メリットの高い身内に相談することが一番です。
ただし、身内でもしっかりと書面にして、支払い方法などは取り決めておくことが必要です。
次は、日本政策金融公庫(略称:「日本公庫」)や地方自治体などの公的融資です。また、労金や農協などもこれに入ります。
比較的低利で借入が可能です。
その次が、一般の銀行ローンということになり、最終最後は「消費者金融」の部類の高利の借入となります。
親や親族に先に借りたほうがよいといいましたが、間違っても他の金融機関の返済をし身内に借りて返済するのはタブーです。
また、身内の借入といっても、身内名義で借入をするなどの行為もご法度と考えてください。

お金があってもなにもできない

小林一茶の言葉に
「金がないから何も出来ないという人間は、金があっても何も出来ない人間だ」
お金を借りようとしている方は耳の痛い話かもしれません。
お金が必要でいまからサラ金で、あるいはクレジットカードでお金を借りようとしている方。本当にそのお金は必要なのでしょうか?借りてまで必要なお金ですか?

今一度考えてみてください。
お金を借りると必ず返済が必要です。
お金をためて支払うのと、借りて支払うことの違いは何ですか?
お金を借りることは、収入の先取りなのです。だからその分収入が減るということを肝に銘じてください。
今回限りの出費なら返済できる可能性はありますが、継続的に必要な出費なら借入で支払うことは破綻を意味するという計算が出来なくでダメです。